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初級 学習法 · 2026年03月20日 · 42 · 1
この動画の学習ポイントをまとめています。動画と合わせてご覧ください。

「単語を覚えても話せない」——その本当の理由

「単語をいっぱい覚えたのに、韓国ドラマが全然聞き取れない」「TOPIK4級なのに、韓国人の友達と会話ができない」——こんな悩みを抱えたことはありませんか?

実はその原因、基本動詞の「核心の場面」を知らないことにあります。韓国人は難しい単語をあまり使いません。나다・들다・걸리다・타다——この4つの動詞だけで、ほぼすべての日常会話をこなしているのです。

でも教科書では、나다=出る、들다=入る、걸리다=かかる……と一つの意味しか教えてくれませんよね。そのため「知っている単語のはずなのに、なぜか聞き取れない」という状況が生まれてしまいます。

「想像学習法」とは?

20年間、日本人に韓国語を教えてきた経験の中で確信したことがあります。それは、基本動詞の「核心の場面(イメージ)」さえ掴めば、何百もの表現を1つずつ覚えなくても、韓国人の話が自然と聞き取れるようになるということです。

英語の「get」を思い浮かべてください。「get」には「受け取る」「着く」「理解する」など多くの意味がありますが、すべてに共通する核心のイメージは「自分のものになる」という感覚です。そのイメージを掴むと、初めて見た文でも意味が自然に分かるようになります。韓国語の基本動詞も同じです。

① 나다 ── 中から外へ出てくる

나다の核心イメージは「中から外へ出てくる」です。このイメージを押さえると、様々な表現が一気につながります。

  • 화가 나다(怒る)── 怒りが内側から湧き出てくる
  • 냄새가 나다(匂いがする)── 匂いが内側から漂い出てくる
  • 생각이 나다(思い出す)── 記憶が頭の中から出てくる
  • 열이 나다(熱が出る)/ 땀이 나다(汗が出る)/ 맛이 나다(味がする)
  • 소리가 나다(音がする)── 音が内側から出てくる

この「中から外へ」のイメージを掴むと、소리가 나다(音がする)なども「音が中から外に出てくること」と自然に理解できます。これが想像学習法の力です。100個覚えるのではなく、1つの原理で100個を理解するのです。

② 들다 ── 外から中に入ってくる

들다の核心イメージは「外から中に入ってくる」です。나다とは逆方向ですね。

  • 마음에 들다(気に入る)── 心の中に何かがスーっと入ってくる感覚
  • 잠이 들다(眠りにつく)── 眠気が体の中に入り込んでくる
  • 나이가 들다(年を取る)── 年が自分の方に入ってくる
  • 돈이 들다(お金がかかる)── あることにお金が入り込む
  • 힘이 들다(大変だ)── 力が必要な状態に入り込む

③ 걸리다 ── 何かに引っかかる

걸리다の核心イメージは「何かに引っかかる」です。

  • 감기에 걸리다(風邪をひく)── 風邪に引っかかる
  • 시간이 걸리다(時間がかかる)── 時間に引っかかる・時間を要する
  • 눈에 걸리다(目に留まる)── 目に引っかかる
  • 전화가 걸리다(電話がかかる)── 電話が引っかかってつながる
  • 법에 걸리다(法律に引っかかる)── 法律に触れる

④ 타다 ── 上に乗っかって影響を受ける

타다の核心イメージは「上に乗っかって、その影響を受ける」です。

  • 버스를 타다(バスに乗る)── バスに乗って運ばれる
  • 성격을 타다(人見知りをする)── 性格の影響を受ける
  • 타고나다(生まれ持つ)── 生まれながらに持って出てくる
  • 인기를 타다(人気を集める)── 人気の波に乗る
  • 바람을 타다(風に乗る)── 風の流れに乗る

まとめ:4つの動詞、4つの核心イメージ

今日学んだ4つの動詞の核心イメージをまとめます。

  • 나다:中から外へ出てくる
  • 들다:外から中に入ってくる
  • 걸리다:何かに引っかかる
  • 타다:上に乗っかって影響を受ける

単語を一つひとつ丸暗記するのではなく、「場面(イメージ)」から理解する——この想像学習法を使えば、初めて見た表現でも意味が自然と分かるようになります。ぜひ今日学んだイメージを頭に残しながら、韓国語の勉強を続けてみてください!